【東京五輪】橋本会長が開催の意義強調「再び世界を一つに」「アスリートの健康は必ず守る」

発表会で披露された表彰台や衣装、メダルトレー(代表撮影)

東京五輪・パラリンピック組織委員会は3日、東京・有明アリーナで、大会の表彰式を彩る表彰台、楽曲、衣装、メダルトレーを発表した。

冒頭あいさつで橋本聖子会長(56)は「コロナ禍で史上初の大会延期が決定し、誰も経験したことのないチャレンジがスタートしてから1年。アスリートのみなさんは当初、試合にも参加できず、トレーニングもできない状況で、大変な苦労をされてこの1年を乗り越えてきた。しかし、あと50日たてば、この舞台にみなさまをお迎えして、大会を開催できるところまできた」と感慨深げに語った。

東京五輪の開幕まで3日で残り50日。一部からは反対の声も聞かれるが「このような困難な時代だからこそ、私たちは五輪・パラリンピックを開催し、コロナによって分断された世界で、人々のつながりや絆の再生に貢献し、スポーツの力で再び世界を一つにすることが今の社会に必要な五輪・パラリンピックの価値であると確信している」と理解を求めた。

その上で「社会のリカバリーのために日々戦っている多くの方々への感謝と敬意を忘れることなく、大会の準備に努めたい。感染症対策を万全にするので、安心してお越しください。アスリートの健康は組織委員会が必ず守ります」と力強く述べた。

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