レッドソックス澤村が今季20試合目登板&メジャー初連投 無失点で〝前夜ショック〟振り払う

初の連投で気迫の投球を見せる澤村(ロイター=USA TODAY Sports)

前夜のショックを振り払った。レッドソックス・澤村拓一投手(33)は2日(日本時間3日)の敵地アストロズ戦でリリーフ登板。メジャー移籍後初となる2試合連続のマウンドで8回から2/3回を投げ、1安打無失点の内容だった。

1―2のスコアで8回に3人目で登板。先頭のリードオフマン・アルトゥーベにボールが先行して0―3と苦しいカウントとなったが、冷静に対処しニゴロに仕留めた。続くコレアはこの日最速となる初球の96・2マイル(約155キロ)で遊ゴロ。勢いに乗るかと思われたが、3番・ブレグマンに初球のスプリットをとらえられ三塁線を破る二塁打を浴び、ここで降板となった。バトンを託した左腕のテイラーが無失点に抑えると、フェンウェイパークは大きな歓声に包まれた。

前夜のアストロズ戦では8回から登板したものの自軍野手の連続失策も重なってリズムを崩し、1/3回で3点(自責点1)を失い、メジャー自己ワースト失点を記録していた。しかし、この日は味方のフォローにも助けられ、今季20試合目の登板となった区切りのマウンドで役割をキッチリとこなした。

チームは1―2のまま敗戦し、3連敗。試合後のコーラ監督は「多くの打者が苦しんでいる状態」と厳しい表情で振り返ったが、このような状況下だからこそ澤村らブルペン陣の踏ん張りが求められていると言えそうだ。

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