スペイン1部バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)が年俸70億円ダウンの2年延長で契約合意に近づいていると、英紙「デーリー・スター」が報じている。
今季で契約満了となるメッシはバルセロナとの契約延長に向けて交渉中だが、すでに2年の延長で合意。その後は熱望する米メジャーリーグサッカー(MLS)に参戦すると各メディアで伝えられているが、同紙は「メッシは2023年にインテル・マイアミでMLSに移籍する前、バルセロナに留まるために5300万ユーロ(約70億4000万円)の給与をカットする」と伝えた。
かねてバルセロナは総額1400億円超の負債を抱えるなど深刻な財政難に陥っており、ここまで4年総額5億5000万ユーロ(約731億円)とされるメッシの給与削減は避けられない状態だったが、新契約では年俸6000万ユーロ(約79億8000万円)となり、大幅ダウンも受け入れる構えという。
バルセロナのジョアン・ラポルタ会長(58)もメッシとの交渉について「順調に進んでおり、今後も継続することを期待しています。メッシにとって、これはお金の問題ではありません。(メッシは)私たちの財政的枠組みを知っています」とコメントしている。
同会長は「彼には別のオファーがある」とも話しており、獲得を熱望するフランス1部パリ・サンジェルマンとの交渉も継続中とみられ、まだ契約延長を楽観視できる状況ではないものの、年俸ダウンを受け入れた上で、バルセロナ残留は近づいているようだ。