〈東京五輪聖火リレー〉 4日糸魚川を出発  ランナー13人、大火復興のまち駆ける

 全国各地を巡る「東京2020オリンピック聖火リレー」は4、5日、県内で行われる。県西端の糸魚川市では4日午前8時55分から、出発式を行う。午前9時5分から同9時38分まで、同市出身のタレント・横澤夏子さん(30)ら13人が市役所―糸魚川駅間で聖火をつなぎ、駅北大火から復興を遂げた市街地などを駆ける。

 新型コロナウイルス感染防止対策などのため、コース周辺で観覧制限、交通規制を実施。インターネットのNHK特設サイトで、ライブ中継が行われる。市は沿道の密集を避けるため、中継での応援を呼び掛けている。

 出発式会場の市役所正面玄関前で3日夕、前日準備が行われた。横幅2・8メートル、高さ2・4メートルの公式バックボードが到着。ソーシャルディスタンスを保つため、市職員が観覧者エリアで、観覧位置の印付け作業を行った。事前応募で当選した26人が観覧する予定。

公式バックボードが到着した出発式会場。ソーシャルディスタンスを保つため、観覧位置の印付け作業を行う市職員(3日夕、市役所正面玄関前)

 同市生涯学習課の穂苅真課長は「まず観客、ランナーの安心安全が第一。天気が心配だが、良い日になってほしい」と願った。

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