巨人・原監督「2点でよく抑えた」 同点打許した畠を労う

栗山に同点打を打たれ落胆する畠

3連投の奮闘もむなしく…。巨人の原辰徳監督(62)が、4―4の引き分けに終わった3日の西武戦(東京ドーム)後、2点リードの9回から登板するも同点打を放たれた畠世周投手(27)について言及した。

畠は2点リードの9回から、この日で3日連続となるマウンドへ。先頭のスパンジェンバーグに四球を与えたものの、続く代打・メヒア、同じく代打・岡田を打ち取って二死まで追い込んだ。

勝利まであと一歩と迫ったが、岸に左前打、森に四球を許して満塁のピンチを招くと、最後は栗山にセンターへの同点適時二塁打を放たれて試合は振り出しに…。打線は9回の攻撃で西武・平良から二死二塁と一打勝ち越しの場面までつくったが反撃は及ばず、痛恨のドローに終わった。

連日のフル回転もむなしく、結果を残せなかった畠だが、指揮官はそんな右腕の心境を察した。「畠は先発をやっているから、抑えの気持ちもよく分かっているという中でね、投げさせた。まあでも、2点でよく抑えたって言うことじゃないでしょうかね。まあ本人は深く反省しているところだとは思いますけどね」。

守護神・デラロサの離脱により救援陣の苦しい日々は続くが、なんとか「ワンチーム」の精神で乗り切っていきたいところだ。

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