安田沖で50キロのキハダマグロ

 シーランド勤務の朝比奈匠さんと宮城耕大さんは5月25日、カンパチ狙いで安田沖に釣りに出掛けた。午前8時に安田漁港を出船。1時間弱で水深170メートルほどのカンパチのポイントに到着。本命のカンパチが釣れないので、次のポイントに移動するとカンパチがヒットした。

 強い引きを堪能しながらやり取りしていると海面に10キロ近いカンパチが浮いた。その後も8キロ前後のカンパチが2匹釣れたが続かず、午前10時半に別のポイントに移動した。朝比奈さんがジグを落とすと、着底と同時に大物がヒット。重量感はあるが、走らないので20メートルほど巻き取ることができた。

 異変に気付いた魚は急に走り出した。糸が10メートル巻いては10メートル引き出されと膠着(こうちゃく)状態がしばらく続いた。徐々に魚との距離を縮めることができるようになり、45分ほどして水面30メートル以下まで引き寄せた。うっすらと魚影が見え、掛かった大物がマグロだと確認できた。しかし、船の影を見て驚いたマグロは最後の抵抗。水面下まで引き寄せては、再び引き出されたりを繰り返すこと15分。大きな円を描きながら水面に浮いたのは150センチ・50.55キロのキハダマグロ。その後は最大13キロ、平均8キロ前後のカンパチがコンスタントに釣れ、大満足な1日となった。とこ丸(電話)090(1945)2144。(おきなわ釣り王国社・仲栄真修)

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