【全日本】世界タッグ王者の青柳が胃腸の不調を告白し会見中に薬を服用 「朝起きるのもちょっと嫌」

会見中に胃薬を飲む青柳優馬(右)と心配する宮原健斗

全日本プロレス9日後楽園ホール大会で石川修司(45)、佐藤耕平(43)組とのV3戦に臨む世界タッグ王者の宮原健斗(32)、青柳優馬(25)組に不安要素が発覚した。

王座戦が予定されていた5月16日大田区大会が延期されたことで後楽園大会にスライド。当日はメインイベントが決定的だ。この日の会見で宮原は「世界タッグもなにも、僕、最近メインイベントに出る回数が確実に減ってるんで。プロの世界である以上、チャンスをモノにできるレスラーとモノにできないレスラーは雲泥の差が出てくると思うので」と必勝の誓いを立てた。

ところがそんな宮原の決意とは裏腹に、パートナーの青柳は挑戦者のツインタワーズに対する恐怖心からか、胃腸の不調を訴える。会見中に「すみません、お時間いただいていいですか」と断りを入れると、おもむろに胃腸薬を飲み始める始末。

「まだ5日あるから。大丈夫?」と心配する宮原をヨソに「最近、体調がすぐれないというか、胃腸がすぐれないですね。6月9日に近づくにつれ、朝起きるのもちょっと嫌だなという感じがあって、胃腸が日に日につらくなりますね」と、症状を告白した。全日本プロレスでは会見を拒否しても罰金が科されることはないが、不調を押して出席したのは王者としての責任感以外の何物でもない。

しかし挑戦者組の石川は「(発言に)策略的な思考があるんで読めないですけど、そういうのも関係なく正面から圧倒的に暴力的に攻撃したい」と青柳の健康を無視。青柳は当日も薬を持参することを明言し、王座戦の棄権は考えていない様子だった。

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