【ヨネックスレディス】笠りつ子が単独首位発進 “暴言騒動”乗り越え優勝目指す

笠りつ子

国内女子ツアー「ヨネックスレディス」初日(4日、新潟・ヨネックスCC=パー72)、ツアー通算5勝の笠りつ子(33=京セラ)が、6バーディー、ノーボギーの6アンダーで回り、単独首位発進した。

強い風雨の中だったが、笠が安定したゴルフを展開した。3番パー5で5メートルを沈めて初バーディーを奪取すると、6番パー5から3連続バーディー。後半に入っても勢いは止まらず、17番パー4ではこの日最長の8メートルをねじ込んだ。

笠は「全体的にショットがすごくいい感じで、後半は雨も風も強かったんですけど、ボールのブレがなくしっかり乗ってくれました。天候はあまり気にし過ぎずに体の力を抜いてプレーしようと思っていたので、うまくかみ合いました」と振り返った。

2016年以来の優勝へ向けて好発進となったが、「そこはあまり気にしていなくて1試合1試合全力で戦おうと思っているので結果、優勝できたらいいんですけど、自分と向き合ってしっかり戦っていきたい」と控えめ。2019年10月の「NOBUTAグループ・マスターズGCレディース」で大会関係者へ暴言を吐き、処分を受け、自身は涙ながらに謝罪。過去の行いは消せないが、再出発から心身ともに成長したというところを優勝という形で披露できるか。

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