【新型コロナ】神奈川県、「潜在看護師」に独自の報奨金を検討 ワクチン「打ち手」に加え、将来的な人材確保にも期待

神奈川県庁

 新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、神奈川県は4日、資格を持ちながら離職中の「潜在看護師」が復職した場合、国の就職準備金とは別に県独自の報奨金支給に向けて検討していることを明らかにした。

 ワクチンの打ち手が不足する中、国は即戦力となる潜在看護師が接種に加わる場合、就職準備金として3万円を支給する方針を示している。

 県はコロナを契機に再就職し、継続して看護職員として従事する人を対象に報奨金を上乗せ支給することを検討。支給額は未定で今月中にも決定する見通し。

 財源は残額が約5億円ある「かながわコロナ医療・福祉等応援基金」の活用も検討している。

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