広島12失点大敗 先発・中村祐は二軍行き…佐々岡監督「チャンス生かしてほしかった」

初回から打ち込まれ、汗をぬぐう広島・中村祐

なかなか波に乗れない。広島は4日の楽天戦(マツダ)に5―12の大差で敗れた。先発・中村祐は4月8日のヤクルト戦以来、2か月ぶりの登板を果たすも4回8安打5失点と大炎上。後続の投手陣も踏ん張り切れず、5投手で計14安打12失点した。

初回に4失点した中村祐に佐々岡監督は「こういう状況で4点は重いよね」と厳しい表情。新型コロナウイルスの陽性判定を9選手が受け、2選手が濃厚接触者と認定された。先発ローテーションの中を担っていた九里、森下、高橋昂を欠くという苦境に立たされた。

一方、二軍にいた投手にとっては先発ローテーションをつかむ絶好の機会でもあった。指揮官は「(中村)祐太はもちろん、矢崎にしろ、ネバラスカスにしろ、チャンスを生かしてほしかったんだけど…」と話した。矢崎、ネバラスカス同様に中村祐も二軍行きが決まった。

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