英オークス大楽勝でディープ産駒スノーフォールが凱旋門賞オッズ1番人気に デットーリも絶賛

名手デットーリも驚く脚だった(ロイター)

父ディープインパクトの日本産馬スノーフォール(牝3)が4日に英国のエプソム競馬場で行われたGⅠ英オークス(芝2410メートル)をレース史上最大となる16馬身差で圧勝した。

デットーリ騎手を背にしたスノーフォールは道中は後方を追走。最終コーナーから直線の入り口にかけて持ったままでポジションを上げ、残り2ハロン地点で追いだされると、後続との差は開く一方だった。あまりの強さに数々の名馬にまたがってきたデットーリ騎手も「多くのクラシックを勝ってきたけど、これほど簡単だったことはない」と大絶賛した。

スノーフォールはクールモアの所有馬で、アイルランドのA・オブライエン調教師の管理馬。昨年は7戦して1勝(GⅠフィリーズマイルでは厩舎スタッフが馬を取り違え予定と異なる騎手で出走して8着)だったが、今年初戦、5月に行われたGⅢを快勝して重賞初制覇。勢いに乗ってここに臨んでいた。ディープインパクト産駒の欧州クラシック制覇は5頭目。

この圧巻Vに欧州の大手ブックメーカーも即座に反応。凱旋門賞(10月3日=仏・パリロンシャン競馬場)のオッズが1番人気となった。

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