【WWE】レイ&ドミニク・ミステリオの防衛戦は反則裁定 新たな波紋広がる

ミステリオ親子を襲撃し試合をぶち壊したローマン・レインズ(中央)をウーソズは複雑な思いで見つめた-((C)2021-WWE,-Inc.-All-Rights-Reserved.)

【フロリダ州タンパ4日(日本時間5日)発】WWEのスマックダウン(SD)大会で、WWE初の親子タッグ王者レイ&ドミニク・ミステリオが、双子のウーソズ(ジミー&ジェイ・ウーソ=35)と王座2連戦を行うも、WWEユニバーサル王者ローマン・レインズ(36)の介入で反則裁定となった。

「一族が観ているぞ。王座奪取を成し遂げろ」と〝一族の長〟レインズに発破をかけられたウーソズは、双子ならではの抜群の連係を披露。ショルダータックルやエルボードロップを繰り出し、王者組を苦しめる。4人が入り乱れた白熱の攻防を展開したが、最後はドミニクが、フロッグスプラッシュを放ったジミーを丸め込んで3カウントを奪取した。

しかし、ここでジミーが、肩が上がっていたことを理由にレフェリーに激しく抗議。その後、これが認められ、メインで仕切り直しの一戦の臨むことになった両軍だったが、レイが619をジミーに決めてチャンスを迎えたところで突如、レインズが乱入。ドミニクにスーパーマンパンチ、レイにスピアーを放ち、試合を反則裁定としてしまった。

バリケードや鉄製ステップで殴打するなど、その後も2人を襲撃し続けるレインズを、試合をぶち壊されたウーソズは複雑な表情で見つめる。そしてついに、レインズに反発するジミーが、「もう十分だ」と制止し、ジェイを伴ってリングを後にした。取り残されたレインズとの間に、新たな波紋の予感が漂った。

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