【WWE】WWE王座がまさかの電撃交代! コフィ・キングストンが新王者に

王座奪取したキングストン(中央)を祝福するマッキンタイア(左)はラシュリーを挑発した(2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

【フロリダ州タンパ17日(日本時間18日)発】WWEのロウ大会が配信され、前夜のPPV大会「レッスルマニア・バックラッシュ」のトリプルスレッド戦で防衛を果たしたWWE王者ボビー・ラシュリー(44)が「オープン・チャレンジマッチ」で、元王者のコフィ・キングストン(39)にまさかの敗退。大殊勲のコフィは約1年7か月ぶり2度目の王座奪取となった。

ラシュリーは前日に元王者ドリュー・マッキンタイア(35)、〝巨獣〟ことブラウン・ストローマン(37)の挑戦を受けるも、巨獣を沈めて防衛に成功。この日はオープニングで「防衛の記念に誰の挑戦でも受けるオープン・チャレンジマッチを行う」と宣言。さっそく名乗り出たマッキンタイアの挑戦表明を拒否すると、前日に対戦した2人以外のチャレンジャーを公募した。

ここに名乗り出たのがニュー・デイの元WWE王者コフィだ。コフィは第3試合で〝毒蛇〟ことランディ・オートン(41)とのシングル戦を制しており、波に乗っての挑戦表明となった。

王者は開始と同時に高角度チョークスラム、右腕一本で抱え上げる脳天砕きで攻め込む。それでも人気者コフィは場外へのノータッチトペ、セントーンなど空中技で躍動した。だがパワーで勝る王者は、場外鉄柱攻撃から必殺のハートロック(フルネルソン固め)で一気に勝負を決めにかかる。

ここでコフィの相棒でニュー・デイのエグゼビア・ウッズ(34)がエプロンに飛び乗ると、レフェリーの死角をついて王者のマネジャー、MVP(47)がステッキでコフィに一撃を加えようとする。すると背後からマッキンタイアが登場。MVPからステッキを取り上げて、逆に王者の顔面に強烈な一撃を加えた。すぐさまコフィが丸め込んで、歓喜の3カウントを奪取した。

ぼう然とする王者をしり目にコフィはマッキンタイア、ウッズと王座奪取を喜び合う。王者の強気が裏目に出た結末となったが、WWE王座戦線は一気に大混戦模様となってきた。

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