ソフトバンクは5日、阪神との交流戦(甲子園)に10―2で快勝した。2点を先制されながらも、打線が中盤6回以降に10点を奪って鮮やかな逆転勝ち。先発のニック・マルティネス投手(30)が6回2失点でチームトップタイの5勝目を挙げた。
5月に昇格後、6戦5勝。「1秒でも早く3アウトを取ってベンチに戻ることで、攻撃陣にいいリズムをつくりたいという気持ちでいつも投げている」というマルティネス。この日は三者凡退のイニングがなく苦しんだが、日頃の姿勢を見てきた野手陣がバットで応えた。ベンチでは仲間の一打一打に感情をむき出しにして喜び、マウンドでは好守のたびに派手なガッツポーズを繰り出して仲間をたたえるナイスガイ。愛される「マルちゃん」に勝ち星が舞い込むのは必然だ。
前回、チームが10得点以上したのは5月1日。マルティネスのソフトバンクデビュー戦だった。