【U―24ガーナ戦】久保&堂安 “黄金コンビ” に自信「波長近い」「お互いの良さ引き出せる」

堂安と久保のコンビがゴールラッシュを呼び込んだ

東京五輪で金メダル獲得へ向け、U―24日本代表の黄金コンビが至高の領域へと達してきた。

5日に行われたU―24ガーナ代表戦で、MF久保建英(20=ヘタフェ)とMF堂安律(22=ビーレフェルト)が躍動した。

前半16分に右サイドを突破した久保が放った強烈シュートを相手GKが大きく弾き、浮いた球を堂安が左足でダイレクトボレーを決めて先制に成功。32分には、FW上田綺世(22=鹿島)からのパスを受けた久保が冷静なトラップから左足でゴール。前日4日に迎えた20歳の誕生日を自ら祝うバースデー弾となった。

本大会の1次リーグ初戦で対戦する南アフリカを想定したアフリカの強豪ガーナ戦で活躍した2人。スターコンビは揃って連係に自信をみなぎらせた。

久保は堂安とのコンビネーションについて「本当にもう感覚なので。堂安選手と話し合うこともあるけど試合に入ったら感覚。波長も近いし、自分だったらこうしてほしいかなということを堂安選手もしているので、すごく分かりやすい」とまさに〝阿吽の呼吸〟といった様子。

そして「同じレフティーで、ああいった特徴のある選手がいると自分もやりやすいし、相手にとっても嫌だと思う」と黄金コンビが森保ジャパンの大きな武器になると手応えを得ている。

一方の堂安も「彼の良さは分かっているし、彼も僕の良さを分かってくれていると思う。考えず、感じたまま動く。感じたままにタケとプレーすることがお互いの良さを一番引き出せる」とくしくも同じ表現でコンビの熟成を実感している。

さらに「引っ張っていかなくちゃいけない2人が最初に(得点を)取れたというのは、チームとして勢いに乗りやすい」と胸を張る。2人がチームの顔だと自覚しており、ダブルエースとしてけん引していく覚悟を見せた。

いよいよ覚醒してきたタケリツコンビ。本大会を前に頼もしいかぎりだ。

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