9月末の閉館が決まった京急油壺マリンパーク(神奈川県三浦市)の来館者が急増している。半世紀余り親しまれてきた施設の閉館を惜しむ家族連れらが詰め掛け、週末には駐車場待ちの長い列ができるほど。夏休みを控えて今後さらに増えることが予想され、スタッフは対応に追われている。
マリンパークによると、5月の来館者は2年前の同月比で26.9%増。閉館が発表された翌日の13日以降に大きく伸び、30日は3千人を突破した。「ゴールデンウイーク並み」(広報担当)の混雑ぶりで、臨時分を含めて約500台収容の駐車場は満車状態になった。
土・日曜日に4公演を実施しているイルカ・アシカのパフォーマンス(定員400人)は、午前11時までに1600枚の整理券がなくなる。半数は午後の公演まで待たなければならず、滞在時間の長さにもつながっているようだ。