不振の巨人・丸の再生へ長嶋茂雄氏が決起! 異例のG球場視察で助言「心配ない」

長嶋茂雄氏

巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(85)が6日にジャイアンツ球場をサプライズ視察した。

この日のイースタン・リーグ西武戦前の練習から姿をみせ、ナインの動きに3時間近くも熱い視線を送った。それにしても、長嶋氏が直々にファーム施設を訪れることはマレだ。最大の目的は何だったのか。長嶋氏は「今日は丸(佳浩)と話がしたくてジャイアンツ球場に来ました」とし「バットを構えてから打ちにいくまでの姿勢と体重移動などについて話をしました」と助言した内容まで明かした。

丸はなかなか調子が上がらず、成績も打率2割2分7厘、4本塁打、8打点と伸び悩み、前日5日に二軍降格。不調による登録抹消は巨人加入後では初めてだった。長嶋氏にとって丸は常に気にかけてきた後輩の一人。出身地が千葉で同郷との縁もあり、2018年オフに広島からFA移籍するか、残留するかで揺れていた丸に「一緒に野球ができたらうれしい」と直筆の手紙を送ったほどだ。そんなかわいい後輩がもがき苦しみ、いても立ってもいられなかったようだ。

そして、視察を終えた長嶋氏は最後にこう語った。

「丸も悩んでいたんだろうけど、良くなっているし心配ないです」

これ以上ない発奮材料を得た背番号8は復活のノロシを上げられるか。

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