環境保全恒例活動 630人早朝海岸清掃 ごみ約1トン回収 上越市

 環境団体の上越プラネット(栗田朝子代表)と直江津中(鈴木克典校長)などによる「早朝海岸清掃で環境保全チャレンジ」が5日、上越市の虫生岩戸から五智海岸線にかけて行われた。子どもから大人まで630人が参加し、約1トンのごみを回収した。

積み上げられたごみ。40分程度で約1㌧が回収された

 毎年6月と10月に行っている恒例の海岸清掃。地元の小学校や保護者、地元の各町内会、鉄道会社や海上保安署なども参加し、多いときには1000人近くでごみを拾う。

 居多ケ浜海岸は海岸の他、道路沿いに捨てられたごみが多く、空き缶やペットボトル、発泡スチロールなどが見つかった。直江津中生徒会長の高橋鷹二郎君(3年)は「地域自慢の海なので、全員で全力でごみ一つないようにしたい」と意気込んだ。

 栗田代表は昨年、アメリカのアーコニック財団から活動を評価され、助成金を受けたことを踏まえ、「海洋プラスチックが世界的な問題になる中、日本の取り組みはまだまだ遅れている。今後も活動を継続し、多くの人と一緒に環境保全に取り組んでいきたい」と願った。

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