【森保ジャパン】吉田ら主力不在の急造最終ラインに失点ゼロを要求

森保監督

日本代表の森保一監督(52)が6日、カタールW杯アジア2次予選タジキスタン戦(7日、大阪)に向けて記者会見し、イレブンに無失点勝利を要求した。

日本代表は東京五輪のオーバーエージ(OA)枠でU―24代表に合流している主力のDF吉田麻也(32=サンプドリア)と、五輪世代のDF冨安健洋(22=ボローニャ)のセンターバックコンビが不在。さらにDF酒井宏樹(31=マルセイユ)とMF遠藤航(28=シュツットガルト)もOAで抜けて守備力は大幅にダウンした。

そんな中、指揮官はタジキスタン戦で新たなセンターバックを試す予定で「個の守備の部分でどれだけ抑えられるか。強さと賢さというところを見たい」とし「(カタール)W杯に続く道の途中にいますが、全勝、無失点でW杯アジア2次予選を終えて、最終予選につなげたい」とし、急造DF陣に失点ゼロを求めた。

日本代表は同予選で6戦全勝、総得点37、失点ゼロという完璧な成績を収めており、9月から始まるW杯アジア最終予選に向けて、敵国に驚異を与えるとともにチームに自信を植え付ける意味でも失点ゼロの継続を求めた。これにDF山根視来(27=川崎)は「無失点はサッカーにとって大事なこと。チームがずっとその状況で続いているので切らすわけにはいかないと思っています」とコメントした。

森保ジャパンにとって今回の試合は消化試合となるが、主力DFが不在の中でも、無失点を続けてW杯最終予選をいい形で迎えられるか。

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