【横浜DeNA4-3ロッテ】打った瞬間、それと分かる鋭い打球は左翼席上段まで飛んでいった。ルーキー牧が節目の10本塁打をど派手に演出した。
1点リードの二回2死走者なし。簡単に2球で追い込まれたが、続く内角直球を完璧に捉えた。
8試合ぶりの一発に「コンパクトにスイングすることだけを心掛けた。追加点を挙げることができて良かった」。堂々とダイヤモンドを一周した。
初の交流戦で打率3割5分6厘、5打点、2本塁打と奮闘する23歳に、三浦監督は「初めてのシーズンでも疲れを見せず、毎日練習からコーチと取り組んでくれている」と称賛を惜しまない。
球団のルーキーでは2003年の村田修一(現巨人コーチ)以来となる2桁本塁打の大台に乗せた。
「偉大な先輩である村田さんの記録に並ぶことができて素直にうれしい。まだまだ村田さんには及ばないが、一試合一試合を大事に頑張っていきたい」と背番号2。
強打者への道を歩んでいる。