五輪開催へ「何が何でもは間違い」 北村前地方創生相

 長崎4区選出の自民党衆院議員、北村誠吾前地方創生担当相(74)は6日、佐世保市で報道陣の取材に応じ、新型コロナウイルス禍での東京五輪開催について「何が何でもやるのは大きな間違いのもと」と発言し、政府の姿勢は前のめりになっているとの認識を示した。
 北村氏は国民や選手、大会関係者の命と健康が保証できれば開催は可能とした上で、最終判断には「(専門家など)いろんな人の意見があってしかるべきだ。開催の努力は最後までやるべきだが、(可否の)見極めが精神論ではいけない」とした。
 大会開催を巡っては、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長が「今の状況でやるのは普通はない」などと発言。感染症対策を不安視する声も出ている。

© 株式会社長崎新聞社