【安田記念】唯一の3歳馬シュネルマイスターは“収穫アリ”の3着

3着シュネルマイスター(左から2頭目)は秋の飛躍が楽しみ

第71回安田記念(6日=東京芝1600メートル)は8番人気の伏兵ダノンキングリー(牡5・萩原)が勝利。女王グランアレグリアは2着に惜敗したが、唯一の3歳馬シュネルマイスターが3着に入った。

果敢に古馬に挑んだ3歳マイル王シュネルマイスターは0秒1差の3着。直線でいったんは先頭に立ちかけたが、最後はグランアレグリアに内から、ダノンキングリーに外から差し込まれ、古馬の壁を破ることはできなかった。

それでも手綱を取った横山武は「現状の力は発揮できたと思います。調教でも緩さを感じている馬。逆に言えば成長の余地を残しており、来年のこの時期にどれだけ成長してるか楽しみ」と収穫ありの口ぶり。

管理する手塚調教師も「下が緩いとトモがバラバラになってしまう。もっといい馬場でやりたかったね。それでも盛り返した時はオッと思わせたし、勝ったNHKマイルよりもパフォーマンスは上だった。価値ある3着だと思います」と上を向いた。

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