マリナーズ有望株が初勝利 大谷は2打数0安打3四球

【マリナーズ9-5エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

マリナーズは大きな期待を背負いながらもメジャー昇格後4先発で0勝2敗、防御率5.94と苦しんでいた有望株右腕ローガン・ギルバートが5回2安打7奪三振1失点の好投。7点リードの9回裏にリリーフ陣がバタバタしたものの、9対5でエンゼルスを破り、ギルバートに記念すべきメジャー初勝利が記録された。エンゼルスは先発のパトリック・サンドバルが10個の三振を奪う力投を見せたが、3連勝ならず。9回表にリリーフ陣が喫した5失点が痛かった。

ギルバートはジャスティン・アップトンに13号先頭打者アーチを浴び、その後も何度もピンチを背負ったが、失点はアップトンの一発による1点だけ。1回裏一死1・2塁、2回裏一死2・3塁、4回裏二死1・2塁のピンチをいずれも無失点で切り抜けた。2回裏一死2・3塁のピンチでは、アップトンを空振り三振に仕留めたあと、大谷翔平を敬遠し、アンソニー・レンドンを打ち取ってピンチを脱出。4回裏二死1・2塁の場面では大谷と勝負し、低めのスライダーで空振り三振に仕留めた。

大谷は定位置の「2番・DH」でスタメン出場し、初回の第1打席で四球を選ぶと今季8個目の盗塁に成功。同一シーズンに「8先発&8盗塁」は1915年のジョージ・シスラー、2018年の大谷に続くメジャー史上3度目の快挙となった。第2打席はチャンスで敬遠され、第3打席はチャンスで空振り三振。第4打席は2打席連続の空振り三振に倒れ、9回裏の第5打席は四球を選び、2打数0安打3四球2三振で今季の打率は.256、OPSは.920となっている。

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