梅の実の収穫体験 児童ら楽しむ 五島・玉之浦小 

教諭(右)に抱えられて梅の実を収穫する児童=五島市玉之浦町

 長崎県五島市玉之浦町の市立玉之浦小中(西村隆校長)の児童32人が7日、2年前に閉校した近くの旧平成小裏にある梅園で、梅の実の収穫を体験した。
 平成小は児童数の減少から2019年4月に玉之浦小と統合し、玉之浦中との併設校になった。梅の実の収穫は、平成小の恒例行事で統合後も受け継いでおり、地域住民が除草など梅園の管理を協力している。
 高学年の児童が低学年の児童のために専用の棒で木を揺さぶって実を落として拾ったり、教諭や保護者から抱えてもらったりして実を32キロ収穫した。今後、授業の一環で梅ジュースや梅干しを作るほか、自宅に持ち帰る。
 6年の越首成香さん(12)は「みんなで協力して実を取ることができて楽しかった」と話した。

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