上越のカエルを特集 環境再現の水槽に注目 うみがたりマンスリー水槽

 上越市五智2の市立水族博物館「うみがたり」は27日まで、2階ふれんどプール前で6月のマンスリー水槽「水田に現れるカエルたち」を展示している。

 梅雨の時季に合わせてカエルを特集。妙高市で捕獲したトノサマガエル、ニホンアマガエル、シュレーゲルアオガエルの他、モリアオガエルとみられるオタマジャクシを展示している。

水槽内に再現された水田とトノサマガエル(中央)

 二つの水槽は水田や森を再現しており、自然界や里山でカエルがどのように生きているかを見ることができる。また、昭和40年代ごろまで上越に生息していた固有のトノサマガエル「高田型」や、カエルの生態についてのパネル展示も行っている。

水田や森の中を再現した水槽(左下)とカエルについてのパネル展示を実施

 同館魚類担当の柴田凪沙さんは「うみがたりとしてカエルを特集するのは初めて。身近な存在だが、より一層詳しくなれる」と話している。

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