武村君、高橋さんが優勝 クロダイダービーで表彰式 いとう釣具店

 いとう釣具店(上越市春日新田1)は6日、主に上越地域で釣ったクロダイの大きさを競う「第33回スポニチ賞クロダイダービー」の表彰式を行った。うき釣り部門の優勝は長野県山ノ内町の高校2年、武村勇飛君(17)、ぶっ込み・前打ち・落とし込み釣り部門の優勝は群馬県高崎市の高橋秀夫さん(73)だった。

 スポニチ賞は3月末から5月末にかけ、海岸や堤防などから釣ったクロダイの全長を競う。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う移動自粛を受け、参加者はコロナ前の2019年より120人少ない233人。伊藤功社長は「期間の中盤以降、良型が出るようになった。みんな頑張ってくれた」と健闘をたたえた。

 武村君は5月中旬、上越市内の管理釣り場で53・8センチ、2・9キロのクロダイを釣り上げた。「今まで釣ったクロダイより大きくて、違う魚だと思ったほど。クロダイは強い引きと縦方向に走るのが面白い。すごく楽しい」と話した。

 高橋さんは5月末、直江津で57・6センチ、3キロを釣った。「大潮の下げ七分(潮の満ち引きを示した釣り用語)にぴたりとはまった。後は粘っただけ」と謙虚に喜んだ。

上位入賞者が集まり、賞品を受け取った

 上位入賞者は次の通り。(敬称略)

 ▽うき釣り部門 (1)武村勇飛(長野県山ノ内町)53・8センチ、2・9キロ(2)佐々木聖(長野県飯山市)(3)村松拓哉(同)(4)浦上博(長野市)(5)山田功(長野県山ノ内町)(6)徳竹優(同)(7)高相真一(同)(8)小林伸一(長野県須坂市)(9)内田茂博(長野市)(10)小林直浩(長野県東御市)

 ▽ぶっ込み・前打ち・落とし込み釣り部門 (1)高橋秀夫(群馬県高崎市)57・6センチ、3キロ(2)山田功(長野県山ノ内町)(3)岩下健一(長野県北佐久郡)

 ▽選抜大会結果 (1)高橋秀夫(2)山田功(3)徳竹優

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