ブーメラン! 立民・安住議員の丸川五輪相“問責”要求に「50歳と14歳発言の方が問題」

立民の安住淳国対委員長

立憲民主党の本多平直衆院議員(56)が性犯罪刑法改正に関するワーキングチーム(WT)で「50歳近くの自分が14歳の子と性交したら」という趣旨の発言をし、謝罪・撤回した問題をめぐり8日、自民党内から批判の声が上がっている。

自民党の世耕弘成参院幹事長(58)は会見で「とても受け入れられる考え方ではない。特に未成年者の性的被害が大きなテーマになっている時にまったく不適切だ」と厳しく批判。「しっかりした説明責任と自ら責任を取ることが重要だ」と求めた。

立民は昨年4月、新型コロナウイルスの感染拡大で東京都に「緊急事態宣言」が出され、外出の自粛が呼びかけかける中、新宿・歌舞伎町「セクシーキャバクラ」と呼ばれる店を利用した高井崇志衆院議員(51)を除籍処分にしている。

永田町関係者は「立民は高井氏の離党届を受理せず、除籍処分にしました。一期目の立民議員は高井氏に対する党執行部の対応に『見せしめだ』と戦々恐々としていた。本多氏が厳重注意で済んだ背景には、党執行部と近い存在だったからではないか」と指摘している。

おなじみ“ブーメラン”にも余念がない。立民の安住淳国対委員長(59)はこの日、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長による東京五輪をめぐる発言を丸川珠代五輪担当相(50)が「別の地平から見てきた言葉」と評したことについて「失礼極まりない。問責(決議案)に値する発言だ」と非難した。

案の定ネット上では「問責は政治家の『資質』を問うもの。そうであれば御党議員の『50歳と14歳』発言の方が資質として問題だ」「立民は(本多氏を)厳重注意で済ますのか」とのコメントが寄せられている。

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