【DDT】“義足レスラー” 谷津嘉章が王座挑戦へ! 条件は「3人のパートナーを見つけること」

谷津嘉章(左)と高木社長

「サイバーファイトフェスティバル2021」(6日)で義足レスラーとして奇跡のカムバックを遂げた谷津嘉章(64)が、条件付きでのタイトル挑戦が決定的となった。

8日に東京・神田明神で行われたDDTの会見で谷津は「長年、実戦をやってなかったから筋肉痛、打撲傷もあったが、目標を達成できた」とファンや高木三四郎社長(51)に感謝の言葉を述べた。

花道を歩く谷津の姿に感極まったことを明かした高木社長は「タイミング、体調次第だが、引き続きDDTに参戦していただきたい」と要請。具体的な日程を問われると突如「今僕はKO―D8人タッグのベルト持っているんですよ。谷津さんの復帰に敬意を表して、王者の権限で8人タッグベルトへの挑戦をお受けします」と明言した。

ただし「(パートナーの)あと3人は自分で探してください」と条件を付きつけた。期限は7月4日の東京・後楽園ホール大会までで、3人の仲間を見つけることができれば王座挑戦がかなうことになる。

難解なミッションとなるが谷津は「時間がないがレスリングなどの経験がある人を集めたい」ときっぱり。華麗な血脈を持つ王者の「チーム・サラブレット」(高木、納谷幸男、力、なべやかん組)に対抗して「オリンピアンを集める。いきなり言われたんで候補はまだいないが『よし、谷津のためにやるよ』という気持ちの人に集まってほしい」と特色を生かしたメンバーを集結させる意向だ。果たして王座戦までたどり着けるか。

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