阪神・藤浪晋太郎投手(27)が8日の日本ハム戦(札幌D)の7回に3番手として救援登板。1回を無安打1四球無失点の内容だった。
先頭打者の近藤を四球で歩かせ、最終的に二死三塁のピンチを背負うも、最後は野村を空振り三振に切ってとり、窮地脱出。最速158キロの直球を軸にした攻めの投球で、日本ハム打線のクリーンアップから始まる攻撃を力でねじ伏せ、2―2の同点というタイトな場面を切り抜けた。
球場のスピードガンが、近藤の放ったファールボールを〝誤計測〟してしまい、電光掲示板に「168キロ」の数字が出て、球場がザワつく一幕も。完全復活へ道半ばとはいえ、華のある背番号19の登場は北海道の虎党とハム党を、揃って沸かせた。