「オハヨウゴザイマス!」阪神新助っ人・アルカンタラ 5失点も来日初勝利 矢野監督も内容評価

ウイニングボールを食べる素振りを見せた阪神・アルカンタラ

阪神の強力先発投手陣にまた一人、強力なピースが加わった。新外国人のラウル・アルカンタラ投手(28)が、16日の巨人戦で初登板初先発で、来日初勝利を飾った。

「全体的にコントロールよく投げられたと思う」と常時、150キロ台の直球とスライダー、チェンジアップを投げ分けた。6回には4連打をきっかけに失策も絡んで3点を失い、結果的には6回86球、5失点(自責4)で降板。それでも味方打線の手厚い援護と強力中継ぎの好投で巨人の追撃を振り切り、来日初勝利をゲットした。

試合後のヒーローインタビューでは「オハヨウゴザイマス!」と覚えたての日本語も披露。敵地につめかけた虎党に挨拶した助っ人は「うれしいです。もっと自分自身、成長してチームを勝たせられるようなピッチングをしていきたい」とアピールした。

矢野燿大監督(52)も「落ち着いて投げてくれた。点数(失点)よりも内容のほうがよく見えた」と、6回を無四球で投げ切った制球力を評価。昨季、韓国リーグで20勝2敗を挙げた助っ人右腕は、今後の〝戦力〟としても、心強い存在となりそうだ。

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