広島・栗林が球団タイ記録の21試合連続無失点「まだ運が残っている」

栗林(奥)は柳田(手前)を打ち取って笑顔を見せた

また記録を更新した。広島のドラフト1位ルーキーの栗林良吏投手(24)が8日のソフトバンク戦(ペイペイ)で、1―1の9回に登板し、無失点で切り抜けた。これで新人としてデビューからの連続無失点記録を21試合に塗り替えた。

いきなり先頭打者の柳町の安打で出塁を許した。そして柳町の代走には周東。それでも右腕は続く栗原を中飛とした。一死で迎える柳田の打席で周東の盗塁を会沢が阻止。二死で柳田には左中間を破られたが中堅・野間が二塁へと好返球した。

判定はセーフだったが、佐々岡監督かすかさずリクエスト。その結果、判定が覆りそのまま試合が終了した。開幕から21試合連続無失点で2013年に河内貴哉氏(現広島広報)がマークした球団の最長記録にも並んだ。

栗林は「今日は会沢さんが盗塁を刺してくれなかったり、リードがなかったら点を取られてもおかしくない展開だった」と振り返り「そういう意味ではまだ運が残っているのかなと思うので、次の登板もしっかり投げていきたい」と前を向いた。

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