9日(水)午後も晴れる地域が多く、関東や東海、西日本にかけて暑くなりそうだ。九州北部は35℃前後まで上がる所があるため、引き続き熱中症に対して注意が必要となる。
きょうも暑い
9日午前は、北日本の一部や九州南部で雲が多くなったが、その他の各地は晴れて強い日差しが照り付けている。東京都心では、午前11時半過ぎに気温30.0℃を観測し、二日連続で真夏日となった。
これから昼過ぎにかけては、九州北部で特に暑さが厳しく、久留米(福岡)、日田(大分)は全国で今年初めて35℃以上の猛暑日となる可能性がある。比較的空気が乾いているとはいえ、定期的な水分補給、激しい運動を避けるなどの熱中症対策が必要だ。
なお、九州は大気の状態が不安定となるため、昼過ぎから山沿いで雨雲が発達する見通し。急な雨や落雷、突風に注意が必要だ。
10日(木)北日本も暑く
あす10日(木)も高気圧に覆われて、北・東・西日本は晴れる所が多い見込み。関東から西の各地は、きょうと同様に暑い状態が続き、九州北部は34℃くらいまで上がる所がありそうだ。
なお、10日は北日本でも内陸を中心に気温が高くなり、旭川(北海道)や盛岡、新庄(山形)、若松(福島)などで30℃以上の真夏日となる見通し。きょうより大幅に気温の高くなる地域もあるため、体調管理に十分な注意が必要だ。
金曜日以降の天気
11日(金)は高気圧の中心が東へ離れるが、北日本や北陸を中心にまだ晴れる見込み。この方面は10日に続き、日中は気温の高い状態が続きそうだ。一方、西日本は湿った空気の影響で、雲の広がる所がある見通し。
天気は西から下り坂で、12日(土)は九州や四国、中国で雨の降り出す所が多くなる。13日(日)にかけては、雨の範囲が東海や北陸にも広がる見込み。
東京など関東は、来週前半は雲が多く、すっきりしない天気が続く見通し。金、土あたりの日差しが、貴重なものとなりそうだ。
(気象予報士・高橋和也)