5月の宿泊稼働指数 長崎県 2カ月連続下落 九経調

 九州経済調査協会(九経調、福岡市)は8日、ホテルや旅館など宿泊施設の5月の稼働状況を示す指数を発表し、長崎県は20.1だった。前月から9.9ポイント下落し、2カ月連続で前月を下回った。ゴールデンウイーク期間中は県内で指数が上昇した地域もあったが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、稼働状況も悪化したとみられる。
 九州は17.3(前月比9.3ポイント減)、全国は20.0(同3.0ポイント減)。地方圏でも感染状況が深刻化し35の都道県で前月より下がった。
 九州では全7県で前月から低下。下落幅は宮崎が最も大きく16.1ポイント減、熊本10.6ポイント減、本県と続いた。全国12のブロック別でも九州の下落幅は最大だった。緊急事態宣言の対象地域となった福岡県と九州他県との往来が落ち込んだためとみられる。

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