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東京五輪の自転車競技トラック種目代表内定選手の会見が9日、オンラインで行われた。会見に出席した脇本雄太(32=福井)は現在の状況と、東京五輪に対する思いを語った。脇本は前回リオ五輪にも出場しており、今回はリベンジマッチの位置付けだ。
「リオがふがいない成績だったので、今回はしっかり成績を出していい報告をしたい。地元の福井や家族の応援に応えたい」
5月13~16日に香港で開催されたネイションズカップではケイリン、スプリントともに2位だった。コロナ禍の規制で〝バブル〟状態で開催運営だった。そのため「かなり特殊な大会だった」と振り返る。
普段の生活からレースまで、非常に神経を使うものだった。「結果はどちらも2位だったけど、いい経験ができた」。東京五輪への課題も見え、「ケイリンに対する思いが自分は強い。日本発祥のケイリンで金メダルを獲る」と力を込めた。
開催可否の議論はかまびすしいが「選手の一員として開催されることを願いながら準備する。コロナにかからないよう、予防もして」と慎重に話した。