サッカー女子の国際親善試合ウクライナ戦(10日、広島)に臨むなでしこジャパンDF熊谷紗希(30=バイエルン・ミュンヘン)が9日、オンラインで記者会見し「チャレンジ」をテーマに掲げた。
なでしこのキャプテンは「チームとして活動できる時間は限られている。このような状況(コロナ禍のため選手たちの接触自粛)でピッチ以外でコミュニケーションを取るのが難しい中、全員でコミュニケーションを大切しながらチームとして次につながるチャレンジを、どんどんやっていきたい」と意気込みを語った。
また、選手個人としては「久しぶりの合流なので積み上げてきたチームの中に入らないといけない」とし「チームの中での自分の役割を再確認したい。ゲームコントロールが必要になってくるのでチャレンジ、意識してやっていく」と、試合の流れを見極め、攻守の切り替えなど、的確に判断していく構えだ。
なでしこジャパンでは6月下旬の五輪メンバー発表に向けて選手選考も兼ねた強化試合となる。熊谷はチームの雰囲気について「厳しさの中に楽しさがあるのベスト。意識することなくやっていければいい」とし、まずは五輪本番に向けた準備に取り組んでいく。