なでしこFW籾木結花 五輪生き残りへ海外での経験をアピール

籾木結花

サッカー女子の国際親善試合ウクライナ戦(10日、広島)メキシコ戦(13日、栃木)に臨むなでしこジャパンの10番、FW籾木結花(25=ОLレイン)が海外での成長をアピールする。

8日、オンライン会見に応じた籾木は昨年5月に日テレから、米国女子リーグのОLレインに移籍。スウェーデンのリンシェピングへのレンタル移籍を経て、レインに復帰した。

今回は東京五輪に臨むなでしこジャパンの最終メンバー選考を兼ねた活動になるが「チームとして、どの選手がメンバーに残るかというところで個人としてすごく大事な試合になると思う」と語った上で「自分の生き残る道はあくまで仲間がいてこそ。FWの良さを引き出すパス、FWの動きを利用して自分がゴール前に切り込むとか、特長を生かして、どれだけ自分のプレーからゴールが生まれるかがポイントになる」と意気込んだ。

レベルの高い海外でもまれてきた籾木は「自分がいろいろな経験をしたので、他の選手の感情に対して気付くことも増えたし、寄り添うこともできるようになった」とし「ベンチにいるとき、試合に出るまでに他の選手たちとの違いを見せられるか。試合に入る前からどうプレーをするか意図しておく」とメンタル面での成長を強調した。

五輪メンバーはわずか18人と狭き門だが「ピッチの上で表現できたらなと思います」と海外経験を生かし、生き残りを誓った。

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