【なでしこ】ACミランのMF長谷川唯はチームの成長を実感「レベル上がった」

リモート会見を行った長谷川唯

サッカー女子の国際親善試合ウクライナ戦(10日、広島)に臨むなでしこジャパンMF長谷川唯(24=ACミラン)が9日、オンラインで記者会見し、2019年フランスW杯から成長したチームについて語った。

今年1月にイタリアの名門ACミランに移籍した長谷川は「イタリアでのシーズンが終わってから少し時間があり、体も休めることができました。移動はありましたが、コンディションは問題ないです」とし、試合に向けて「結果は必要なこと。その中でもチャレンジが大事」と語った。

約1か月半後に東京五輪が迫る中、2年前にベスト16で敗退したフランスW杯当時のチームとの比較について「一段階上がっていると思います。この1年を通して攻撃の距離感も変わった印象で、守備のハメ方とかは相手によって変わりますが、レベルが上がった感じがしています」という。その上で選手の意識も変化した。「(W杯当時は)話し合いもはっきりしないことが多くて個人の判断になっていたけど、最近の合宿では全体としてやりたいこととか細かく話し合いしながらやっている」

メダル獲得が期待される五輪に向けて「楽しみです。海外でプレーしてきたということもあるので、どれだけ通用するのか。チームとして、個人として、どこまでやれるのかという楽しみが大きい」と語っており、イタリアで大きな成長を遂げた長谷川がなでしこジャパンのキーマンになりそうだ。

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