スペイン代表が緊急事態 D・ジョレンテのコロナ感染で陽性2人目 6人を追加招集

期待されていたD・ジョレンテだったが…(ロイター)

欧州選手権(11日開幕)に臨むスペイン代表が緊急事態だ。同国サッカー連盟は同代表DFディエゴ・ジョレンテ(27=リーズ)が新型コロナウイルスに感染したと発表したと、スペイン紙「AS」など各メディアが伝えている。

スペイン代表ではキャプテンのMFセルヒオ・ブスケツ(32=バルセロナ)に続く陽性者で2人はチームを離脱し、隔離となっているが、大会に向けて個人トレーニングを続ける予定という。また、残されたイレブンは8日にPCR検査を実施し、全選手の陰性を確認。9日にはワクチン接種を行う方針だ。

同紙によると、さらなる陽性者が出ることを懸念するルイスエンリケ監督(51)は、新たにGKケパ・アリサバラガ(26=チェルシー)やFWロドリゴ・モレノ(30=リーズ)ら6人を追加招集したという。また、9日に予定されていたリトアニアとの国際親善試合は急きょ、U―21スペイン代表メンバーを中心に戦うことになった。

すでに調整にも大きな影響が出ているが、優勝候補で1次リーグE組のスペイン代表は初戦(14日)でスウェーデン代表、第2戦(19日)にポーランド代表、第3戦(24日)でスロバキア代表とそれぞれ対戦するが、主力2人の状態とともにさらなるコロナ陽性者が出ないことを願うばかりだ。

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