西武の新外国人左腕、マット・ダーモディ投手(30)が9日のDeNA戦(メットライフ)を3失点スタートを切った。
ここまで来日5試合で0勝2敗、防御率4・21と勝ち星のない助っ人左腕。前日の取材では「(ブルペンは)よかったと思う。それを生かせるような投球ができればと思う。1日でも早く(初勝利を)挙げたいと思う」と意気込みを見せていたが初回、いきなりビハインドを背負った。
一死から2番・伊藤光に中前打と盗塁を許し二塁とされ3番・佐野にセンターの頭上を越される適時三塁打で先制。さらに4番・オースティンに12号2ランを左中間スタンドへ叩き込まれスコアボードに「3」が刻まれた。
打たれた長短3連打はいずれも144~148キロのストレートだった。
これに対し西武打線は2回に愛斗の2点適時二塁打で相手先発・中川から2点を奪い2―3と1点差としたが、やはりダーモディがピリッとしない。3回に四球から二死一、二塁のピンチを背負うと今度は5番・宮崎に内角ストレートを左前に痛打され1点を失い2―4と再び突き放された。