ダルビッシュが7回1失点で5勝目 チームの9連勝に貢献

マリナーズ打線相手に力投するダルビッシュ(ロイター=USA TODAY)

パドレスのダルビッシュ有投手(34)は23日(日本時間24日)に本拠地サンディエゴでのマリナーズ戦に先発登板し、7回を7安打1失点、5三振無四球で今季5勝目(1敗)を挙げた。

チームは9―2で勝って9連勝。メジャー30勝一番乗りとなった。

立ち上がりはリズムよく上々だった。初回はカットボールを主体にウォルトンを二ゴロ、ハニガーを二飛、シーガーを左飛で三者凡退。2回はルイスを二塁後方へ落ちるポテンヒットで出塁させ、盗塁を許して無死二塁となったが、後続を片付け先制点を許さなかった。

1点をもらった3回は下位打線の8番と9番からいずれもスライダーで空振り三振を奪い、ウォルトンに左前打されたが、ハニガーを左飛に打ち取った。4回は速球を増やして緩急をつけ、3人で片付けた。

ところが5回に失点。先頭ハガティの浅い飛球を中堅手が前進してダイビングキャッチを試みたが捕れずに二塁打とされる。その後、二死三塁で打席は9番の投手ダン。2ボールから高めのカットボールを右越え二塁打とされ同点に追いつかれた。ダンはメジャー初安打だった。

6回は制球が甘くなりハニガーの左翼線二塁打とルイスの左前打で一死一、三塁のピンチを招くも、ゴドイを二ゴロ併殺打に打ち取って切り抜けた。3点を援護してもらい4―1とリードした7回は一死一塁からメイフィールドを三ゴロ併殺打に打ち取るとガッツポーズでマウンドを降りた。

7安打されるもカットボールとスライダーで芯を外し、四球を許さない粘りの投球で白星を手繰り寄せた。

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