【東京五輪】韓国が新たな反日キャンペーン「IOCは日本の操り人形」

東京五輪を前に韓国のけん制は続く

東京五輪を前に、韓国民間団体が「IOCは日本の操り人形だ」という新たな反日キャンペーンを展開している。

韓国紙「フィナンシャルニュース」は、韓国の対外広報を行う民間団体「サイバー外交使節団(VANK)」が先進7か国首脳会議(G7サミット)に合わせて、東京五輪ホームページにおける竹島(韓国名・独島)の表記問題を巡り、日本を国際オリンピック委員会(IOC)を批判するキャンペーンを開始したと報じた。

VANKはG7参加国を含めた9か国語でポスターを作成し、SNSなどを通じて配布。そこには「IOCは日本政府の操り人形ですか?」とのフレーズとともに、IOCを意味する人形が旭日旗を記した手によって操作される様子が描かれている。

同メディアによると「このキャンペーンは、東京五輪のホームページで独島が日本領土に含まれていたことに対する抗議だ。特別な措置を取らないIOCへの反発もあり、地球の平和を目的とするオリンピック精神を毀損したり、参加国間の親善の場を政治利用する日本のこだわりを表しているのがVANKの意図だ」と説明。

またVANKのパク・キテ団長は「1936年のドイツ・ベルリン五輪のように、日本宣伝の場に使われる東京五輪、そしてこれを見守っているだけのIOCを全世界に告発する」と主張した。

そのうえでVANKは「IOCに要求するのはただ一つだ。オリンピック精神を守ってほしい。IOCが日本の操り人形という汚名が国際社会に広がってほしくなければ、日本側に独島表記を削除するように圧迫をしろ!」と語気を強めて要求した。

韓国政府は今回の問題に関して東京五輪のボイコットは「検討しない」と表明。一方で世論ではボイコットを求める声が強まっており、そうした背景が今回の〝暴走〟につながっているようだ。

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