大和市副市長を4月に任期途中で辞職した金子勝氏(64)が大木哲市長(72)による職員へのパワーハラスメント的言動があったと証言したことを巡り、大和市議会の調査特別委員会(井上貢委員長)が9日開かれ、調査手法などを議論した。
特別委では一連の報道内容について事実を確認するため(1)最初に大木、金子両氏に対して質問書を送付して今月下旬までに回答を文書で求める(2)議会と包括協定を締結している中央大学に法的アドバイスを打診する(3)パワハラ被害に関する職員アンケートの実施を検討する-ことを決めた。
特別委は1日に設置された。市議会は大木、金子両氏ら関係者に調査への協力を求める決議案を可決している。
大木市長は「パワハラ証言は捏造(ねつぞう)」として、金子氏を近く提訴する意向を示している。