欧州サッカー連盟(UEFA)は9日、欧州スーパーリーグ構想(ESL)に積極的な姿勢を崩さないレアル・マドリード、バルセロナ(ともにスペイン)、ユベントス(イタリア)に対する懲戒手続きを中断すると発表した。
欧州チャンピオンズリーグ(CL)に取って代わる可能性があるESLはスペイン、イタリア、イングランドの強豪クラブを創設メンバーとして4月に発足が発表された。
しかし、多くの批判を浴びて、数日のうちに崩壊。続々と離脱するクラブが出るなか、3クラブは構想を撤回せず、UEFAは罰金とともに欧州CL出場禁止などの処分を検討していた。
今回の手続き停止はUEFAによる処分は無効としたスペインの裁判所の判決が通知されたことを受けての処置。UEFAは声明で「懲戒手続きをできるだけ早く再開できるよう、法律に従って必要なすべての措置を講じる」としている。