【MLB】前田健太「次はメジャーで投げられる」 リハビリ登板は4回5K1失点、最速150キロ

傘下3Aセントポールでリハビリ登板したツインズ・前田健太【写真:球団提供】

「一番の安心材料は直球のスピードが戻ったこと」

右足内転筋の張りで負傷者リスト(IL)入りしているツインズの前田健太投手が9日(同10日)、傘下3Aセントポールでリハビリ登板。本拠地で行われたロイヤルズ傘下3Aオマハ戦に先発し、4回54球を投げて1安打5奪三振1失点だった。最速93マイル(約150キロ)をマークした右腕は「次はメジャーで投げられると思う」と手応えを口にした。

ドジャース時代の2017年5月19日以来、1482日ぶりにマイナーの試合に臨んだ前田は背番号「38」のユニホームでマウンドへ。3回までは1四球を与えたのみの無安打。4回1死からライアン・オハーンに右越えソロを浴びたが、それ以外は危なげない投球だった。

納得の54球だったようだ。右腕は登板後「感覚良く、予定通りの球数を投げられた。ILに入る前よりいい状態で、僕的には納得できる内容でした。一番の安心材料は直球のスピードが戻ったこと。久々にスッキリ投げられました」と語った。

5月23日にIL入りした後、右腕の痛みでノースロー調整を余儀なくされた時期もあった前田。「足は早めに戻れる感覚でしたが、腕が長引いて時間がかかってしまった」と、この日の登板までの日々を振り返る。

しかし中17日で臨んだマウンドはIL入りする前とは全く違った感覚だったようだ。「IL入りする前はごまかしていた部分があったけど、しっかりリセットできた。スライダーやチェンジアップでも空振りを取れて、三振も取れた」と満足げだ。

次回登板、見据えるのはマイナーでの再登板ではなくメジャーのマウンド。今季はここまで9試合登板で、2勝2敗、防御率5.27と不本意な成績だ。「(マイナーでの再登板は)必要ないと思う。僕的には十分。投げた感覚と内容だと、次はメジャーで投げられる。これから巻き返していかないといけない」と力を込めた。(Full-Count編集部)

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