【U―24】OA枠・酒井宏樹が説く金メダル奪取の心得「抜きながら勝っていくことを覚えよ」

OA枠で参加の酒井宏樹

オーバーエージ(OA)で東京五輪に出場するU―24日本代表の活動に参加しているDF酒井宏樹(31=浦和)が、目標する金メダル獲得への心構えを説いた。

自身は2012年ロンドン五輪の4位やA代表でも18年ロシアW杯の決勝トーナメント進出に主力として貢献。過密日程となる国際大会で力を発揮するためには、常に全力を出し切る姿勢ではダメだという。

10日に応じたオンラインでの取材では、本番が近づく今後に向けて「1日1日の練習や試合は大事だけど、先は長いので抜けるところは抜いていかないと。抜きながらでも勝っていくことを覚えないといけない。追い込まれると常に100%でやらないといけなくなる」と強調した。

本番では、まず南アフリカとの1次リーグ初戦に勝って、なるべく早く決勝トーナメント進出を決めるような余裕を持った日程を進めていくことが望ましいわけだ。

実力的には「あのころ(ロンドン五輪)と比べて海外に行って試合に出ている選手も多いし、国内の選手も試合に出ていて能力のある選手が多い。一概には言えないが、強い世代だと思う」と十分な可能性があると見ている。エコな戦い方を覚えれば、金メダル獲得への期待はさらに膨らみそうだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社