【DDT】KO―D王者・秋山が勝俣下し「KOD」初戦突破 2回戦で“偽・王道”佐々木と激突へ

勝俣をヒザ蹴りで攻める秋山(右)

DDTのシングルトーナメント「KING OF DDT 2021」が10日新宿大会で開幕し、KO―D無差別級王者の秋山準(51)が勝俣瞬馬(28)を下して初戦を突破した。

秋山はサイバーフェス(6日、さいたまスーパーアリーナ)でHARASHIMA(46)を下しV3に成功。8月21日の神奈川・富士通スタジアム川崎大会でV4戦を控えており、KODを優勝して高木三四郎社長(51)を指名する青写真を描いている。

5月のタッグリーグ公式戦で3カウントを奪われている勝俣に制裁を加えるべく、秋山はランニングニー、エクスプロイダーと得意技を連発し主導権を握る。勝俣はレゴブロックを持ちこんでリングにばら撒いたが、その場飛びのドロップキックをかわしてレゴだらけのマットに落下させダメージを与える。

さらにバズソーキックからのととのえスプラッシュ(ダイビングボディプレス)を狙われるも、冷静に回避。またもレゴ上に落下した勝俣を、そのままスクールボーイで丸め込んで3カウントを奪った。

史上2人目となるKO―D覇者のKOD制覇へ好発進。2回戦(20日、後楽園)の相手はこの日の公式戦でユニバーサル王者の上野勇希(25)を撃破した佐々木大輔(35)に決まった。秋山は「あくまでも目標は優勝だから。次は佐々木? 奥村茂雄(OKUMURA)から王道を習ったことがあると言っているから。『偽・王道』対『真・王道』の戦い。そりゃもうもちろん、真・王道の勝ちだろう」と、自信をのぞかせていた。

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