巨人・宮本コーチが明かす 6失点炎上の高橋を7回まで続投させた理由は…

力投及ばず黒星を喫した高橋

巨人・高橋優貴投手(24)が10日のオリックス戦(京セラ)で、7回6失点で今季2敗目(6勝)を喫した。

初回に3点を先制され、5回はT―岡田に特大の3ランを被弾。試合の前半で大量リードを許したが降板せず、7回まで投げ抜いた。試合後、宮本和知投手チーフコーチ(57)は「本人は責任を感じて『最後までいきます』と言ったんですね。109球のところで、こちらの判断で(田中)豊樹に代えた。リリーフのことも、心に思ってくれているんだなって」と左腕の思いを意気に感じて続投させたのだという。

高橋本人は「状況判断ができずに大事にいかなければいけないところで投げ切れず、その甘さが大量失点につながってしまいました」と猛省モード。それでも開幕からただ一人、先発ローテーションを守っている左腕の存在がなければ、リーグ2位につけられているかも定かではない。この日の反省を糧に、次回登板で悔しさを晴らせるか――。

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