ジャパネットが職場接種へ 21日開始、従業員ら2万5600人

 通販大手ジャパネットホールディングス(長崎県佐世保市)は10日、新型コロナウイルスワクチンの職場接種を早ければ21日に開始すると発表した。グループ会社の全従業員約3700人とその同居家族のほか、取引先企業なども対象。計2万5600人の接種を予定している。
 同社は9日までに職場接種を政府に申請。スマートフォンを活用し、予約や受け付けなどを全てオンラインでできる運営方法を検討している。接種会場は▽佐世保市日宇町の本社▽長崎市幸町の長崎スタジアムシティ建設予定地▽東京都港区の麻布拠点▽福岡市の博多拠点-など5カ所に設置する。
 グループ会社以外にも、長崎県内の取引先企業を中心に、職場接種を自社で行うことが難しい企業に対して接種環境を提供する。同社は「感染拡大を抑えるためには1人でも多くの人が迅速にワクチンを接種する必要がある。長崎を中心に日本全体の接種率の向上に努める」としている。


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