U―24日本代表は12日のジャマイカ戦(豊田)で4―0と圧勝し、MF久保建英(20=ヘタフェ)とMF堂安律(22=ビーレフェルト)の黄金コンビが揃って2試合連続ゴールを決めた。
久保は前半32分に相手4人の股の間を抜く技ありシュートで先制ゴール。「前回ニアに打ってGKに当たったので、ちょっとファー気味に打とうと思った。そんなに股抜きは狙っていない。(相手DFの)1枚目は狙ったけど」としてやったりの表情だ。
先制点は飲水タイム直後に相手の隙を突く〝うまさ〟も見せてのもの。「審判も再三、相手チームに始まると促していた。ちょっと油断しているなという感じだったのでうまくいった」と常に試合全体を見渡す冷静さと視野の広さが生んだ頭脳プレーだった。
久保が活躍すれば堂安も負けてはいない。
後半19分にダメ押しとなるチーム4点目のゴール。久保が起点となり、MF相馬勇紀(24=名古屋)からのパスをきっちりと決めた。「シーズン最後の試合で連続で点を取れて、良い気持ちでオフに入れる」と充実の笑みを浮かべた。
東京五輪に向けてダブルエースの一人として期待がかかるが「五輪前に勝ち続けて大会に入っていくことが必要。金メダルしか狙っていない」と堂々宣言。最強コンビが万全デモを終えて、いよいよ夢舞台へと向かう。