ソフトバンク・工藤監督 ベテラン松田にゲキ「ミスが出たなら自分で取り戻せ、と」

7回、チャンス拡大へバントを試みたソフトバンク・松田だが…

ソフトバンクが12日のヤクルト戦(ペイペイ)に2―4で黒星。この敗戦で5勝8敗4分けとなり、実に9年ぶりとなる交流戦の負け越しが決定した。

接戦の中で終盤のミスが響いた。2―2で迎えた同点の7回無死一塁の場面でベテラン・松田が走者を送れず、3バント失敗。続く川瀬が犠打を決めて二死二塁としたが得点にはつながらなかった。その直後の8回に先頭・青木のゴロを二塁手・三森が悪送球。板東が山田に決勝2ランを被弾した。

工藤監督は「ミスをクヨクヨしていても仕方がないのでね。ミスが出たなら自分で取り返せ、と。出たミスを取り戻せないようじゃダメだと僕は思う。それが次の日ではダメ。その日に打席があるなら何としてでも出る、と。それくらい強い覚悟で臨まないといけないんじゃないかと思います」。

松田には9回無死一塁の場面で打席が回ってきたが痛恨の併殺打に倒れた。経験豊富なベテランだけに、さらなる奮起を促すべくゲキを飛ばしていた。

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